私は教室へ向かうべく
廊下を歩いていたのだが…



「おぃ、お前が闇月だろ?ちょっと、面貸せや」


とまあ声をかけられた訳で…


「めんどくせぇ、用があるならここで言え」


日常茶飯事でこう言うことにも
すっかり慣れてしまった




「チッ、まぁいい。テメェごときが橘さんに楯突いてんじゃねぇよ」


《橘さん》は神無の総長で
本名は《橘伊月》


「楯突いた覚えはねぇな?」


そう言って冷笑し
私は立ち去る