もう暗くなりほとんど全てを乗り尽くした。


残るは大観覧車のみだった。


私は観覧車がすごく乗りたかった。


遊園地=観覧車と思っていた


でも私の記憶上乗ったことがなかった。


今日はなんとしても乗ると決めていた


りきとは高所恐怖症なのは知っているがそれでもしつこく言ったら「しょーがねーな!」と言ってくれた。



「その前にイルミネーションが点灯するとこ見よぜ」


「うん見る~!!!」


5.4.3.2.1のカウントダウンで一気に点灯した!


とても明るくて綺麗だった


私はその瞬間別の世界にいる気分だった。



私は「りきとに綺麗だね!」と何度も何度も言った



その度に「そうだな!」と言ってくれた



私はりきとの顔をみたら目があった



「ん?なんかついてる?」


と私は言った



「別になんもついてねーよ!」



目をそらされた。



あれ?怒ってる?






私たちの近くで告白しているカップルがいた



「俺と結婚してください」「こちらこそよろしくお願いします」


私ははじめてその瞬間を見た



ドラマだけの話かと思っていたが本当にいた