side翔馬

『あっ!翔くんと璃那ちゃんー!』

きたきた。
なんで俺らの邪魔するかな
空気読めよ

『あ...千穂ちゃん...』

おいおい
璃那の顔
死んでるよ
顔にもろ出てるって

はぁ...俺情けないなぁ

『翔くーん今日話したいことあるから放課後待っててね!』

『は...』

なんだよ
話したいことって
また脅してくるのか?

璃那...ごめんな
断れなくて

『ごめん...邪魔だよね。翔馬またね!』

『え。』

追いかけることはできなかった。

情けないな
ごめんな璃那