あなたの笑顔が、いつも不意に思い浮かぶ


いつも優しく微笑むあなた


その笑顔を悲しいと感じたのはいつのころだろう?


その笑顔に隠された涙を愛しいと思ったのはいつのころだろう?


 


 
 
あなたの笑顔に惹かれて、笑った


あなたを信じて、怒った


あなたを想って、泣いた


あの頃、私にとってあなたは「世界」そのものでした


 
 
 
出会った春も

 
一緒に過ごした夏も


笑い合った秋も


全部・・・今もこの胸にある


 
春も、夏も、秋も


 

ーーあなたが私の前から消えてしまった冬も・・・


 
 
 

ねぇ・・・


「世界」が奪われた人は


一体どうやって生きていけば良いんでしょう


 
あなたが私の前から消えた季節


あなたが私の手を離した季節


あなたが悲しそうに美しい涙を流した季節ーー


 
 

冬が来る度に


私は今も


あなたのことを思い出します