「あ、圭。ほら楓先輩いるぞ」

そう言ったのは日比谷 律

友達の紹介でっていうのはコイツの事

楓ちゃんの友達の真由先輩と付き合っている

「あ、本当だ。真由先輩もいんじゃん」

「うん。圭、あっち行かねぇの?」

・・・・・・いや、行かなくても、多分。

「あ、圭ちゃん!!」

ほら、きた。

たいてい俺を見つけては走ってくる。

それが少し嬉しい・・・なんて。

先輩なのに楓ちゃんって呼べるのも

一緒に話したり、遊べるのも

ほんの少し特別な感じで

他の奴とは違うって、思える。