「ねえ、おじいちゃん、新しい学校ってどんな感じの学校なの?」
「去年までは男子校だったんだが、今年から共学になるそうだぞ。」
ふーん、と相槌をうってぼーっと車の外を眺めてたら、
「お、着いたぞー。」
私は急いで車を降りて後者を見た。
「わー、空気が綺麗で気持ちいいところにあるなー♡」
「ほれ、翔菜いくぞ。」
「はーい!」
校舎の中を進んでいくと男子校だった割には結構綺麗で私は少しワクワクしていた。
「お、校長室着いたぞ、ほれ、ビシッとしなさい。」
とおじいちゃんに言われて今一度身だしなみを整えおじいちゃんにグッドサインを出した。
コンコン
おじいちゃんがノックすると、
「はーい、どうぞ〜。」
緩やかな声が聞こえた。
「失礼しまーす…。おぉ!義三こないだだの〜」
とおじいちゃんは校長先生らしい人と抱き合った。
「おお、こないだぶりじゃな、末光。(笑)あ、その子が孫の翔菜ちゃんか。」
「そうだ、ほれ、挨拶しなさい。」
私はおじいちゃんの横に立って
「はじめまして!私は大野翔菜と申します!これからよろしくお願いします。」
「こちらこそ〜、何か困ったことがあったらいつでも言いなさい。」
「はい!ありがとうございます!」
私が頭を下げたのを確認したおじいちゃんが話しを続けた。
「で、制服を貰いたいんだが…」
「あー、ちょっと待ってな…」
すると校長先生が机のところから紙袋を持ってきた。
「で、ちょっと問題が起きて…」
校長先生は紙袋の中を確認して苦笑いして話した。
「共学になるのが、来年から…になってしまったのだが…」
…………………………は?
念のためもう一度聞いてみよう!
「あの〜、今なんて…?」
「ですから、共学になるのは来年からに…」
「え、なんで来年なんだ?」
「んまあ、こちとら事情があるのだよ…」
と校長先生は困ったように笑った。
そして、こう続けた。
「お詫びとして授業料も免除してあげるから、だから今年1年男としてこの学校に通ってもらえないだろうか…」
「はい!?」
「やっぱ、だめだよね、」
校長先生は何を言ってるのか少し理解するのに時間がかかったが、授業料無料ってところに惹かれた。
両親の死で急に転がり込んできた私。
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんに迷惑はかけたくない。
だから、1年なら…我慢するか…。
「いいですよ、来年からは共学なんですもんね?」
「え!?翔菜ほんとにそれでいいのか!?」
おじいちゃんはとても驚いた顔で私を見た。
それに対して私は笑顔で言った。
「大丈夫だよ、一年なんてどーってことないって!」
「去年までは男子校だったんだが、今年から共学になるそうだぞ。」
ふーん、と相槌をうってぼーっと車の外を眺めてたら、
「お、着いたぞー。」
私は急いで車を降りて後者を見た。
「わー、空気が綺麗で気持ちいいところにあるなー♡」
「ほれ、翔菜いくぞ。」
「はーい!」
校舎の中を進んでいくと男子校だった割には結構綺麗で私は少しワクワクしていた。
「お、校長室着いたぞ、ほれ、ビシッとしなさい。」
とおじいちゃんに言われて今一度身だしなみを整えおじいちゃんにグッドサインを出した。
コンコン
おじいちゃんがノックすると、
「はーい、どうぞ〜。」
緩やかな声が聞こえた。
「失礼しまーす…。おぉ!義三こないだだの〜」
とおじいちゃんは校長先生らしい人と抱き合った。
「おお、こないだぶりじゃな、末光。(笑)あ、その子が孫の翔菜ちゃんか。」
「そうだ、ほれ、挨拶しなさい。」
私はおじいちゃんの横に立って
「はじめまして!私は大野翔菜と申します!これからよろしくお願いします。」
「こちらこそ〜、何か困ったことがあったらいつでも言いなさい。」
「はい!ありがとうございます!」
私が頭を下げたのを確認したおじいちゃんが話しを続けた。
「で、制服を貰いたいんだが…」
「あー、ちょっと待ってな…」
すると校長先生が机のところから紙袋を持ってきた。
「で、ちょっと問題が起きて…」
校長先生は紙袋の中を確認して苦笑いして話した。
「共学になるのが、来年から…になってしまったのだが…」
…………………………は?
念のためもう一度聞いてみよう!
「あの〜、今なんて…?」
「ですから、共学になるのは来年からに…」
「え、なんで来年なんだ?」
「んまあ、こちとら事情があるのだよ…」
と校長先生は困ったように笑った。
そして、こう続けた。
「お詫びとして授業料も免除してあげるから、だから今年1年男としてこの学校に通ってもらえないだろうか…」
「はい!?」
「やっぱ、だめだよね、」
校長先生は何を言ってるのか少し理解するのに時間がかかったが、授業料無料ってところに惹かれた。
両親の死で急に転がり込んできた私。
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんに迷惑はかけたくない。
だから、1年なら…我慢するか…。
「いいですよ、来年からは共学なんですもんね?」
「え!?翔菜ほんとにそれでいいのか!?」
おじいちゃんはとても驚いた顔で私を見た。
それに対して私は笑顔で言った。
「大丈夫だよ、一年なんてどーってことないって!」