『じゃあ、貴女の婚約者として彼に挨拶させてもらえませんか?』

え…。

初めて見る彼の表情に私の胸はトクンっ小さく高鳴った。

そしてそんな彼の瞳を見つめながら頷いた私はテーブルへと視線を移すとふぅっと息を吐いた。