「おはよ。」


教室に着いて、親友の花菜(かな)に挨拶をした。

花菜は私の幼なじみで、小さい時からいつも一緒に居る。


「おはよ。夏輝!」

にこっと可愛く笑う花菜。



…なんというか、花菜は私と違ってかなりモテる。

花菜に告った男、半端じゃなく多いもんな……



「………私の顔になんか付いてる…?」

花菜が不思議そうに首を傾げる。

「花菜可愛くて羨ましいなと……。」