「お前、天然入ってね?」

笑いを堪えながら赤嶺恋が言う。

天然……

私には無関係なものだ。

「絶対ねーな。」

私がそう言うと、また笑い始めた。

「お前、面白いやつだな!」

「あんたが1人で爆笑してるだけだろ。」


そんなくだらないやり取りをしていると、

「夏姫さーん!7時ですよ!」

後輩の声が聞こえた。