たまり場の前で、

「あ、私、彼氏んち寄ってくから夏輝先帰ってて♪」

ご機嫌な花菜と別れてから5、6分後。


私はなぜかバイクに乗った3人の男に追いかけられていた。



ちっ…。
めんどくせーからさっさと片付けるか。


とりあえず、通りかかった公園にバイクを停めて降りる。

私がバイクから降りたのを確認すると、男達は私のバイクの隣りにバイクを停めた。


「……あんたら、何の用?」

いつもより低い声で話す。