「100%法則だよ!
自分がベンチ入りしたいって100%思えばそれが叶うんだって。
小さい頃によくお母さんに言われてたの」
「へぇ〜。面白そうじゃん。」
黒沢くんは冗談に受けとめているらしい。
「私は100%、黒沢くんがベンチ入りするって信じるからねっ!
だから、黒沢くんも100%だよ。99%じゃだめだからね?」
「お前がそこまで言うなら信じてみるわ。」
またシュートを打ち始めた黒沢くんを朝の日光が照らしていた。
黒沢くんが貰わない訳がない。
絶対ベンチ入りして活躍する。
もし、黒沢くんが100%信じなくても私が、信じるからきっと大丈夫。
彼女でもないのに、ただのマネージャーなのにこんなに勝手に信じたりしてるけど
それほど好きなんだよ。
だから誰よりも応援する。