「ゆーう、はやくいくぞー。」



「あ、やべ。
じゃーね、りなちゃん♪」


彼はくしゃっと笑って
手を振って行ってしまった。



「ねー、さっきの
イケメンだったね。」


「え?う、うん。」



いや、イケメンっていうか、、
懐かしい感じ、、
あの人に似てる気がする。



そう、あの人に。



「なに?なつみ知らないの?
あの子は西中のサッカー部の
たしか、森川ゆうじゃない?

サッカーもかなりうまいし、
あのルックスで性格も
かなり良いって評判だよ。

てか、噂によると
今年の鳳翔はイケメン結構
集まってるらしいよ。」



「そーなの?
さすが、ゆい!
情報早いな〜!

よし、夏海も鳳翔で
いい男見つけて、最高の
高校ライフをスタートするもんね!」