学校につくと、昇降口にクラス発表の紙が貼り出されてた。

『ねー、十翔。私って何組?』

『もしかして見えないの?
 本当にチビだな!』

『うっせー!!』

『えーっとね、深結は3組。
 ついでに俺も3組。』

『十翔と一緒か!』

この学校は3年間クラス替えがない。
だから、十翔とはずっと一緒という事になる。

『早く教室行くか!』

『そうだね!!』

私と十翔は教室へ行った。

『みーゆ!
 私たち一緒のクラスだよぉー!』

そう言ってきたのは、私の親友の河村優奏。

『やったー!
 また3年間よろしくね、優奏!』

『十翔も一緒のクラスなんだ!
 よろしくね~!』

『ああ、よろしく!』

『そういえば、廉也も一緒だよね~?』

『え、そうなのか!?』

『うん、名前書いてあったよー!』

私たちは中学校3年間も同じクラスで
ずっと3人でいた。
だから、あと廉也が揃えば、
また4人一緒になるのだ。

『おーい!
 また3年間俺たち一緒だよー!』

『わー、廉也じゃん!!
 来るの遅いねー!』

『お前たちが早いんだよ-!』

『ま、それはともかく!
 また、中学と引き続きよろしくーって事で!』

私たちは、めでたく4人とも同じクラスになった。