長々と担任が話をしてるときに考え事する。
私って梨緒と友達になれたの!?
あんな短時間で出来るなんて驚きだわ〜
なんて考える。
おそらく梨緒ちゃんは思ってるだろう。

そう考えてると担任の話も終わっていて、部活の見学の時間になった。

「あんり〜見学いこ?」

数分前に聞いた声だ。
梨緒ちゃんだった。

「梨緒ちゃんは中学何部だったの?」
「テニス部だよ!あっ梨緒でいーよ!」
「テニス部だったの!?私もなんだよねー!」
「まじか!おそろっちか!!じゃあテニス部見に行く?」
「他に見るとこないし行くかー」

そんなこんなで部活の見学も終わり、1日が終わった。
家に帰って早速クラスのチャットが活動してた。
チャットの内容は『みんな追加するよー』とか『明日から話そ!』などなど・・・
人見知りの自分がそのチャットに参加してないのに次々と追加がくる。

「とりあえず『よろしく』でも言っておくか」

追加してきてくれた人達全員に送った。
明日からみんなと梨緒以外の人と友達になれるかなー。
そんな不安を胸にぐっすり眠った。