「そっちはどう?」
「助力にはなってるみたいです。」
いまだ浅雛は絶賛他部署応援中。
指示をする假躍以外出たり入ったりしている厠餉乘達とは、あの日以来だ。
「そう。それは良かったわ。」
清憲の騒動が署内に広がっていて他部署との連携は大丈夫だろうかと思っていたが、なんとかなっているらしい。
「ただ、何故か心配されるのですが…何かありましたか?」
刑事部長への圧力のことだろう。
心配はするものの気を使い込み入った話を相手はしない上に、浅雛も聞かないので詳細が分からずじまいなのだ。
「きっと刑事部長に発破かけられたことだ。こっちは心配ない。ただ手掛かりも皆無でお手上げ状態だ。」
「そうですか……」
いつも前向きな厠餉乘まで困らせる、それほどの手掛かりの無さである。
「そんな気を落とすな!絶対証拠を見付けてお前の無実を清憲に示すから。当事者が諦めんな。」
「……分かってます。厠餉乘さん達を信じてますから。」
浅雛の声色が暗いのに気付いた厠餉乘は、努めて明るく言う。
そんな気遣いに、浅雛も少しだが笑顔で応えた。
「助力にはなってるみたいです。」
いまだ浅雛は絶賛他部署応援中。
指示をする假躍以外出たり入ったりしている厠餉乘達とは、あの日以来だ。
「そう。それは良かったわ。」
清憲の騒動が署内に広がっていて他部署との連携は大丈夫だろうかと思っていたが、なんとかなっているらしい。
「ただ、何故か心配されるのですが…何かありましたか?」
刑事部長への圧力のことだろう。
心配はするものの気を使い込み入った話を相手はしない上に、浅雛も聞かないので詳細が分からずじまいなのだ。
「きっと刑事部長に発破かけられたことだ。こっちは心配ない。ただ手掛かりも皆無でお手上げ状態だ。」
「そうですか……」
いつも前向きな厠餉乘まで困らせる、それほどの手掛かりの無さである。
「そんな気を落とすな!絶対証拠を見付けてお前の無実を清憲に示すから。当事者が諦めんな。」
「……分かってます。厠餉乘さん達を信じてますから。」
浅雛の声色が暗いのに気付いた厠餉乘は、努めて明るく言う。
そんな気遣いに、浅雛も少しだが笑顔で応えた。