「しゅん・・・パパとママどっちが好き?」

「ママ、」
すぐに返事ができた!

「しゅん…ママとパパどっちが好き?」

「パパ、」
そんなふうに父と母に聞かれる度に、4歳の私は答えた。

うれしいそうに笑ってくれる私の父と母は、私の宝物だった。

二人とも、大好きだった、
八方美人、そんな言葉は知らなかった。





ただ笑っているパパとママ、幸せだった!