ゆり………………ゆり…………………
ゆり…ゆり…………お…き…て…………





うん?……
誰かが私の名前を呼んでる……





私は、暗くてなにも見えない
道を声を頼りに歩いていたー。





ゆり………お…き…て…………




あぁーそうかぁ


おばあちゃんが私の名前を
呼んでるんだ……………





ゆり……ゆり…おきて…ゆり…




声の方に近づいていくに連れて
声がだんだんとはっきり聞こえてきたー。




私は、ただひたすら長くて暗い道を
声を頼りに歩いていると
明るく光っている場所があったー。



おばあちゃん………
おばあちゃん!!!!!!!!!!!!



ただひたすらその光に向かって走った…




着いた時…
光は、私を包み込んだ…
ふわっと宙にまった私の体…






浮かんでる途中………


見覚えのある後ろ姿の女の人が
私とは、逆方向の暗い道を
ただゆっくりと歩いていたー。




「お母さん?……………」