だけどユイの顔は、直ぐにまた曇った。

カナは、その異変にいち早く気付き…
ユイに近づいた。

「どうか…したの?」

ユイの体は、次第にガタガタ奮え始めた。

私もようやくその異変に気付きユイに近づく

「どうしたの!?」

悠も気付き近づいた後…
ユイは、ゆっくり口を開いた。

「っ…麻里…危ないよ……」
「えっ?危ない?」
「先輩は…学校中の奴らを仲間にして麻里を1人にしようと企んでる……」

ユイは、涙は、流さないが顔は、青冷めていた。

「な…何それ……」
「そんな事できるわけっ…」

私とカナが驚いていると悠は、静かに言った。

「多分……できるぞ…」

私とカナは、勿論悠の方を見る

だって…怖いから

私が学校で1人になっちゃうから

「この中学…外面は、良いけど…実は、かなりヤバイ学校なんだよ」

「えっ…何で……」

「普通に学校中で1人をリンチとかあるらしい……」

「嘘………」

「嘘じゃねーよっ!!」

悠は、下を向いてしまった。

嘘だと言ってほしかった。