それと同時にチャイムが鳴った。

後ろから足音が聞こえてくる

どんどん…
どんどん近づいて来る

「っ…はぁはぁ…麻里っ…」

後ろから走って来たのは、悠だった。

「悠……」

そんな私と悠の間にカナが割り込んだ

「遅いっ!!男ならもっと早く来なさいよっ」

カナは、睨むような悠に言葉を突き刺した。

だけどその後直ぐにカナは、悪戯っぽく笑った。

悠もニコッと笑った。

「で…?どうだ?ソイツとは、仲直りできた訳?」

悠は、ユイの事を指指して言った。

「うんっ!!お蔭様で♪」

私は、悠に笑顔で返した。
悠も私にニコッと笑ってくれる

カナも嬉しそうに私を見て…

ユイも涙を残しながら私と悠を見る…

「悠君…ごめんなさい……色々言っちゃって…」

「あぁ?もぅ良いから!つーか麻里が許したんだろ?なら良いんじゃね?」

そう悠が言うとユイは、嬉しそうに笑って笑顔を見せた。