しばらく走っていると後ろから声がかかった。

私は、走る足を止めゆっくり後ろを向く…

「……カナ…」

私の後ろに息を切らして立っていたのは、カナだった。

「カナどうしたの?授業は?」

私は、心配そうな顔をしてカナに問い掛ける

だけどカナは、私にこう返して来た。

「それは、こっちの台詞!!麻里こそ授業中に何やってる訳?」

カナは、少し呆れ顔で私に言った。
だけどその顔は、どこか悲しげだった。

「……だって…ユイが……居ないから……っ…」

私の瞳から涙が出て来た。

さっきまで全然大丈夫だったのに…

カナに打ち明けた瞬間…
糸が解けた見たいに涙が溢れ出た。

私は、その後朝教室であて事を話した。