「いい加減にしてよ!!」
「ユイに技と見せ付けないでっ」
「ユイの事考えなよっ!」
女子が皆悠を見て叫んでる中で…

ユイは、1番後ろで嬉しそうに笑っていた。


―――やっぱり…嘘泣きだったの?


そんな事を私が思ってる間に…

悠は、皆に大声で言った。

「てめぇーらは、何だ?麻里がソイツを裏切った?……ふざけんな…ソイツの顔見てみろよ…嬉しそうに笑ってるぜ?」

悠は、ユイの事を言った。

ユイは、ビクッとしていた。

それは、女子達も気付いていた。

「あんな張り紙信じる方が馬鹿だし…つーかお前ら麻里の話も聞いた訳?」

悠は、迷わず自分の意見を言った。

女子は、皆黙りこくってしまった。

誰一人私の話を聞いた者なんて居なかったから…