→→デートの日

「お待たせしました。」

「……。何、そのカッコ。」

なおは無表情で言う。

「へ、んかな?」

今日は肩まである髪を内に巻いてミニワ

ンピにピンクのベルトをしていた。

そして尚は無言で私の手を引く。

そして向かう先は今まで来た道のりだっ

た。

「尚?」

気づくと尚の家にいた。

「なんで?デートは?」

「……。」

無言だ。凄く怒ってそう。

「なんか私、悪いことした?」

「した。」

「え?」

「そのカッコ。さっき通る人が……。男達が愛の事、見てた。」

嫉妬……?