「1ヶ月記念日。明日だろ?」

「ふぇ……なぉ。」

「泣くな!俺はお前に笑って欲しくて八江に頼んで一緒に買ったんだっつの。錦君付きで。」

尚は頭を掻いて少し照れている。

「そう、だったの?」

「うん。」

「本当に?」

「し、しつこいぞ。」

尚の顔は赤く染まっている。

「ふふ。」

「尚可愛い!」

「うるさぃ。」

こんなに照れてる尚を見るのは初めてだ



「ありがと」

『チュッ』

不意打ちのキスに尚は戸惑っている。

「調子狂うな…。」

更に赤くなった尚は真剣な顔に切り替わ

った。

「次は俺の番。」