「部活あるからデート無理になった。」

「え、あぁ。大丈夫!いっつも一緒に帰ってるし!」

私は動揺を隠す。

「我慢してない?」

「してないよ!尚がバスケする姿が好きなの!だから、デートできなくてもいいよ!」

尚は少し目を見開いた。

「っ。……へぇー本当にできなくてもいいんだ…。」

出ました。Sな尚が。

「インターハイいくんでしよ?」

「まぁね。」

未だに私達は正式なデートをしてない。