響紀「莉音?大丈夫?」



莉音「…大丈夫。」



響紀「そっか。ごめんな、俺が途中で抜けたから…」



莉音「大丈夫だから…」



響紀は私の頭を撫でようと手を伸ばしてきた…



莉音「…いやっ!」



響紀「…え?」



響紀「俺、なんかした?…」



莉音「…したっ…」



響紀「…」



莉音「なんで…」



響紀「え?」



私は、とうとうきれてしまって…



莉音「なんで⁉︎なんですぐ瑠衣ちゃんのとこ行っちゃうの⁉︎なんで瑠衣ちゃんに抱きつかれても拒否もしないで、にこにこしてるの⁉︎私より瑠衣ちゃんといる方がいいの⁉︎…嫌いっ…そんな響紀見てるとイライラする‼︎…響紀なんて大嫌い‼︎」



響紀「えっ、ちょっ…」



莉音「否定してよ‼︎そうやってすぐ答えないところも全部全部大嫌い‼︎響紀の全部が嫌い‼︎」



響紀「俺のこと嫌いなの…?」



莉音「嫌い‼︎大っ嫌い‼︎響紀となんか別れる‼︎…」



私は、これだけ言うと処置室を飛び出した。



そして、自分の病室へ戻った。