莉音「いやぁっ…ヒック」



響紀「いやいや言わないの。我慢だよ我慢。」



莉音「いやいやっグスッゲホッゲホッ」



響紀「ほら、咳出て来ちゃったじゃん。」



莉音「ゲホッゲホッゴホッゲホッ」



響紀「りーおーん、深呼吸だよ〜。」



俺は莉音の背中をさすりながら声をかける。



意外とすぐ落ち着いた。



響紀「聴診するね〜。」



莉音「…ん。」



響紀「…んーっ、喘鳴聞こえるから安静にしててね。」



莉音「…」



響紀「ん?莉音?…あっ、寝てる…」



この間に点滴やっちゃおう。



莉音の腕に素早く点滴をうった。



やっぱり莉音寝れてないのかなぁ…。



俺がいないことが不安で発作がおきていたなら申し訳ないな…。



俺は寝てる莉音の頭を撫で、



響紀「…早く元気になってな…」



と言ってから部屋を出た。