響紀「あとね、莉音?昨日点滴嫌がったんだって?」



莉音「…やだもんっ…」



響紀「莉音点滴嫌いだからね?神田さんから聞いたよー。」



莉音「…なにを?」



響紀「ん?莉音が俺の時以上に点滴嫌がったって。」



莉音「…だって…」



響紀「今から点滴していい?」



莉音「…いやっ」



響紀「嫌だけど莉音の苦しいの治らないよ?」



莉音「治らなくていいっ…」



響紀「そういうこと言わないの。」



莉音「でもっ…でも点滴…やだ」



響紀「莉音昨日もいやいや言ってたんでしょ?じゃあ今日は頑張ろう?」



莉音「…やなのっ…」



響紀「莉音〜…。一瞬だからね?」



莉音「…」



莉音の方を見ると大きな目に涙をいっぱいに溜めていた。



響紀「りーおん、泣かないの。」



莉音「…ヒックグスッ…」



響紀「…また後でにしよっか…。」