響紀が呆れている気がした…



点滴はいや、入院はいや、吸入はいやでいやいやばっかりしか言ってない…



このままじゃ響紀が私から離れて行ってしまいそうで怖い…



私がわがままだから嫌になっちゃう…



響紀「…莉音?」



莉音「グスッ…ケホケホッケホケホッ…」



響紀「莉音…」



莉音「ケホケホッケホケホッハァケホケホッ…」



響紀「莉音。落ち着いて。深呼吸」



苦しいのと怖いので涙が出て来て…



響紀「泣かないで…もっと苦しくなっちゃうよ…」



響紀はナースコールで何か言っていた。