ピピピピっピピピピっ



響紀「あ、鳴ったね。」



莉音から体温計を抜いた。



響紀「9度4か…」



莉音「…んんんっ」



莉音も怠いのか、いつもよりかなり愚図ってる…



俺は莉音の服の中に聴診器を入れた。



莉音「んっ…んん…」



俺を避けるように身をよじらせて嫌がる莉音。



響紀「りーおん、じっとして?」



莉音「やっ…」



愚図ってるため言うことを聞いてくれない…



響紀「こら、莉音。じっとしな。」



軽く叱ると莉音はビクッと体を震わせた。