診察室に戻ると…



ベットの上に座ってる莉音。



酸素マスク…ない。



響紀「莉音。酸素マスクは?」



莉音「…やだっ…」



響紀「もう…だめだってば。」



莉音の酸素濃度が、かなり薄いのでつけた方がいいのに…



俺が莉音の前に立って酸素マスクを再びつけようとすると…



莉音「んんっ…いやっ!」



響紀「大丈夫だから。」



莉音の顔を固定してつけようとすると…



莉音「やだっ…ハァハァ…」



響紀「ほーら、深呼吸。」



莉音「ハァハァ…ハァ…ハァ…」



過呼吸…?



俺は酸素マスクは置いて莉音の服の中に聴診器を入れた。