5時間目が始まり、さっきの騒がしさとは打って変わって、みんな静かで集中している。
その中で私は、黒板を見ながら別のことを考えていた。
小野柊也って、確か隣のクラスの男子だよね。
かっこいい人だよね。
私は、裏があるとかそういうことをすぐ考えてしまうから、小野くんにも、裏があるんじゃないかって思ってる。
イケメンな顔して、裏ではすっごい腹黒かったりしてね。
私が知る情報によると、小野くんは誰とも付き合う気はないらしい。
告白されても、いつも断っているという話が風の噂で伝わってくる。
もちろん、自分から告白はしてないだろう。
まあ、どうせ私は振られるんだ。
さっさと告白して、振られて、罰ゲームを終わらせよう。
そういえば、罰ゲームっていつするんだろう。