…あぁ、そうか。。


君の拒絶も、、罵倒も、、、

なんで心がこんなにも暖かくなるのか、、ずっと考えてたんだ。


恋の力だけじゃなくて、、それは…





君が心からそれを言っていなかったから。






言葉の裏に暖かさがあったんだ。


…なんで、今までわからなかったのだろう。

なんで、今わかってしまったのだろう。

また、遅かった。



「…今度の恋は、違うと思ったのにな…。」


俺は誰にも聞こえない声で呟き、項垂れる。


「原君。妃菜を救えるのは、、

原君だけなの。

…お願い。妃菜を助けて!!」


千佳ちゃんがそう俺に向けて言う。

意味が、わからなかった。

俺がそばにいると不幸にしてしまう。

なのに、なんで救えるんだよ…。


「××町の川島学園。妃菜の、、転校先。」

…川島学園。。

俺が通っていた中学の、すぐそばにある中高一貫教育の学校。