それならば、、妃菜ちゃんは本当に転校してしまったことになる。
「花木さん!!妃菜ちゃんの連絡先教えて?!」
…嘘だ!!
俺、まだ何も…!!
君に何も言っていないのに!!
「は?お前知らなかったの?」
いつの間にか隣にいた幸にそうツッこまれる。
「怖くて…聞けなかったんだよ…。」
もし、拒絶されたら…それが原因で話してくれなくなったとしたら…
そう思うといつも、、俺は怖くて聞けなかった。
そして、その俺をさらにドン底へと突き落とすことが起こる。
「ごめんね、、原君…。
妃菜がね_______________________。
原君にだけは、、連絡先教えないで欲しいって…言ってるの。」
…え?
俺に、、、、、、、だけ?
明らかな妃菜ちゃんからの拒絶に俺はもう言葉も出なかった。
"原君にだけは教えないで欲しい"
初めての妃菜ちゃんの心からの拒絶。