「妃菜ちゃーーん♡」

時は3時間目。
俺は愛しいあの人の元へ着替え終わって一番に走る。


女子更衣室のドアを妃菜ちゃん妃菜ちゃん言いながらノックする。


「着替え中なんだけど。」

あきらかに期限悪そうな声が女子更衣室から返ってくる。


「待ってるね!!」
「いらない。」

間髪入れずに返ってくる返事に少しがっくりする。

まぁ、待ってるけどね。