「琴音！離して！！」

「瑠華、危ないよ！」

「困ってる人が居たら助けなきゃっ！」

「こんなに可愛い瑠華が怪我でもしたらどうするの！？」


いやいや、あなたに言われたくないね。
可愛いとか、嫌味にしか聞こえないね。
くそぉぉ！可愛くなりてーぜぃ！！


…じゃなくて！！！



「とりあえず！助けに行くから！あたしは大丈夫さぁ〜！」



琴音が一瞬気を緩めたすきに腕を抜いて一気に駆け出した。



琴音の「あっ」って声が聞こえたけど

気にしないふーりー。