「あっれー？るかちんどーしたのー？」


あぁ、せっかく、間延びする喋り方が抜けてきたなーと思ってたのに。


しかもあだ名…。


「るかちんも遂に俺の魅力に落ちたか」


「………」


「そっかー、恥ずかしいから喋れないのかー」


うん。そろそろ殴っていいかな？

少しでも、
照れた自分が…。いや気の迷いか。







「るか」





1人で諒の愚痴を考えていると、
ふと、真剣な目で名前を呼ばれた。