あたしがそう言うと


「覚えてんじゃねぇか」

と、眉間にシワを寄せている龍が居た。


あわわわわわ、やばい
この今の状況を把握してるのは
あたしと、龍と、楓だけで
後の人は?がたくさん浮かんでる。


そんな状況の中、諒が話しはじめた。


「瑠華、なんで龍に飛び蹴りしたの?」

「困ってる人が居たら助けなきゃっ」

「俺がコイツに絡まれてると思ったの?」

龍を指差しながら言う。


「そう。だから助けなきゃなって」