『あなたがいれば、何もいらない』


  そんな風に思う程度には


  私は幼かったけれど、



  それでも、あれは


  愛だった と思うんだ。


 

  
  
  
  15歳の春


  私ははじめて、愛を知りました。

  あなたのために

  すべてを捧げました。



  そして愛することが

  けっしてキレイなものではないということを


  知りました。