「凪沙…?」

『…はぁ、ごめんねぇ~?秋、みんな』

「凪沙…」

「まじか…?」

「うそ…だろ…」


はぁ、ばれちゃった。


未紀が蹴り飛ばした奴を私に当てたからだ!!



『バレるのはやすぎ。
私が死月だよ?そして、青月。血月。そして、鬼藍。

4つの通り名をもった最強副総長。

わかった?』


「うそだろ…」

「凪沙が…」

「じゃあ、あのネットの」

「最強副総長って、凪沙だったんだ」



なんか、ガッカリしてます?

(凪沙。昔、不死鳥の総長だった時の名前)

「みっみみみみみみみみみ雅?!!!」

『…なに?』



お兄ちゃんがアワアワと私の前にくる



「かっかかかかかかかか彼氏って?!!」

『それが?』

「さっさささささささささっきの!!
しっししししししししし死神か?!!」

『そうだけど』



めっちゃ噛んでて聞きづらいけど。



「にっ兄ちゃんは許さないぞ!!!」

『…はい?』

「そっそんな汚い族の総長とつっ付き合ってるなんてな!!!」



あぁ、しらなかったんだっけ?



『きたない?みてみな、だれが武器や薬をつかってる?』


「そういえば、みんなつかってないよ?」

「みんな、素手で殺ってるな」


『ネットのは全部デマ。血桜も、死神ね』