「3番プレー!」 西川先輩はドリブルをしながら左手を挙げ、指を3本立てた。 必死にディフェンスを振り切り、右の0度のスリーポイントラインに走る。 「棗ッ!」 西川先輩から速いパスが来た。 マンツーマンディフェンスのT高は、ディフェンスはみんな向こうに寄っていて、1番近いところにいるディフェンスでも少し距離がある。