シン、と静かになった空間。




ふいっと燈兜の目線が
こっちに来たことを察して
燈兜の斜め後ろから一歩前に出る


「っ……鈴です。
聖林の当主でした。
前までは敵同士で…
聖林は…妖狩りのようなことまで
していたのにここにいるなんてと思うでしょう」


「その思いは当然だと思います
だから罵倒でも何でも受け入れます。
だから、だから……」


「私の居場所を下さい
人の世界で必要とされなかった私に
居場所を下さい。
お願いします……っ」