『...後で、我の仲間ニモ紹介しヨウ。
皆良い者ばかりダ。
人のヨウニ争いはせん。
受け入レてもらえるダロウ。』
微笑んでからそういって、
私の前を歩いていく燈兜。
微笑み返してついていく
『ココの部屋を自由に使うとイイ。
服は我が用意すルが...良イカ?』
「ありがとう
もちろん大丈夫。」
『では、後で迎えニ来ル。
それマデに身なりヲ整えテおくトイイ。
まぁ……』
そういって少しかがんで
耳元に顔をよせる燈兜
「燈兜...?」
『鈴ハ美しい。必要ナイ気もするがナ...』
「っ!?」
『ハハハ
慣れておらんのダナ
では、マタ後で』
「う、ん」
す、鈴って...呼ばれた……
低い声で耳元に囁いて、
部屋を出ていった燈兜。
火照った頬を冷たい手で冷やしながら、
襖を閉じた。