『俺がここまで運んできた。
九尾もキヨも、治癒してた』

「え!?どうして……!
そんな……私のことで....
九尾、ごめんね?」





九尾達に、
私の事を治してもらったなんて....

なんてことしちゃったんだろう。

こんなことならもっと、
自分で頑張るんだった...



『おい。
お前、今絶対自分が悪い、とか
九尾達に申し訳ない、とか思っただろ』

「うっ....」

『俺たちはお前の式だぞ?
これくらい当たり前なんだよ。

咲は俺たちを救ってくれたんだ。
少しぐらい、こっちが助けたいんだよ』

【そうだよ、咲。
私達、咲のおかげでここに居るんだもの】

【僕らにも、少しぐらいおかえしさせて?】

【咲のこと、大好きなんだもの】

九尾達も、
そう言ってくれた。


「...みんな....
っ..ありがとう。」