でも、しょうがない。


ここで、すがって、泣いて、喚いたとして……


ゆう君の中で


『重くて、ウザくて、別れ際までキツい女』


なんてイメージのまんま終わるなんて耐えられない。


だったら、最後くらい、かっこつけたい。




「……じゃ」


カタン、と乾いた音を立てて椅子が動く。


ゆう君が席をたった。


……え。


「……帰るの?」


「この状況で向かい合って飯とか無理っしょ」



……こんな状況にしたのはお前だろーーーーーーーーーーーーーがっっっ!!!!!