―凜said―

『 この....空の下、
....どこに....いても
俺は....今この瞬間....まで
お前のこと....想っってる 』









涙が溢れて止まらなかった。








『....うん....』





ばか、夏樹のばか






『最低....な俺を....許してくれた....』








違うよ、最低なんかじゃないよ。








『毎日....俺に....笑顔をくれた』








笑顔をくれたのは、夏樹じゃん








『ありが....と、幸せだった』








まだ、なんにもしてあげられてないよ








ねぇ、神様







『龍樹....に、怒らちゃう....けど俺、凜のこと....』








どうか、どうか








『大好きだ』









夏樹を連れていかないで









『....ッ夏樹....!!』








『幸せに....なれよ』











『....夏樹....あたしも....あたし達も、大好きだよ』








7月27日午前5時12分。





朝日に導かれるように、
夏樹は天国へと旅立ちました。









その日の朝日は、夏樹の笑顔のように優しくて、暖かくて、綺麗でした。