「あっ…あのさ…」←しどろもどろ




 確かに充の事は半分意地になってたんだ。
 あたしの初恋の人…
 だから美化してる部分もいっぱいある。
 中学の時にあたし達は別れた。
 その時にもう終わってるんだって分かってる…




 ただ、あたしはそれを綺麗なままで
 置いておきたかったの…






 「あたし雄飛の事好きなのかなぁ…」





 「(何で気付かないんだろう…)」




 「ねぇ魅音。どう思う?」


 「(あたしに聞くなよ!!)」

 「魅音~?聞いてる~?」

 「(いかんいかん!!)ん-………
  王子に聞いてみれば?」







 ポク ポク ポク チ―――――ン




 「無理!!!!!!!!!!」


 「なんで。」


 「なんかっ…悔しいもん!!」


 「大丈夫だって♪」←他人事






 魅音の奴!!他人事だと思って!!







 「とにかく無理だって!!」


 「なにが。」






 出たぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!






 「ほら、本人登場じゃん♪(おもろっ)」



 「俺がなに。」




 やややややヤバい!!!!
 何か緊張する!!