「風呂。入れば?
  着替え置いといたし。」

 「あ?あぁ。ありがと。」





 バタンッ






 何か変に緊張するんですけど!!
 雄飛と言えど一人暮らしの男の子だよ!?
 あたしそんなん初めてだし!!


 「まぁ…いっか♪」







 「(アイツの頭ん中ってホント
  脳内パラダイスだよな)」←全部聞こえたらしい











 「はぁ―☆気持ちよかぁ―!!」


 「(コイツ…)」


 「めし。」


 「は?」


 「旨かった。サンキュ。」

 「え…あっ。うん♪」


 「(無防備すぎ…)」






 なによ…不覚にもちょっとドキッとしちゃった。
 いきなりそんな事言うから…。





 「おい。」


 「うわぁ!!はっ!!ハイ!!!!」


 「(またトリップしてたな。)寝る。」


 「あ、うん♪おやすみ☆」

 「なに言ってんだよ。お前も一緒にだ。」


 「えぇ!?」


 「生憎この家にはベッドはひとつだ。」





 無理無理無理無理!!!!
 さすがに無理だって!!




 「来い。」





 コイツのこの目…
 無理とは言わせないこの目をどうにかして…。





 「……ハイ…(泣)」




 そうしてあたしの1日は終わった…。