でも、大きくなると同時にあっちゃんの私に対する態度は冷たくなっていた。
私の前ではあまり笑ってくれないから
あっちゃんの友達が来た時は耳を澄まして笑い声を聞いた。
その笑い声は本当に楽しそうで……
幸せな気分になりながらも寂しさが募って一人、この部屋で泣いていた。
ねぇ、あっちゃん……
私が何かしたなら謝るから
だからまた私に笑いかけてよ……
私は隣の部屋から聞こえる物音にいちいちドキドキしながら
枕を抱いて眠った─……
*
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…