『いま何時…。ってうわぁ!8時!遅刻しちゃうよぉ〜ッ』

急いで洗面所へ行き準備にとりかかる。
そのおかげか、20分で用意ができた。

『朝ごはんわ〜…っま、いいや。それよりそろそろ朝のご挨拶をしようかな!』

そう言って妃頼は仏壇の前へ

『お母さん、お父さん、おはよう。
今日も私は元気です。お母さんとお父さんに守ってもらったこの命で今日も私は…1人寂しく…。』

この先の言葉がでてこなかった。
妃頼は両親を訳あって亡くし、天涯孤独の生活を送っているのだ。



その過去を知るのはもう少し後のお話…