カーテンから覗く太陽を・・無視し睡眠を継続する。


目覚まし時計はいつからか止まったままで、決まってこの時間には、



<ドンドンドンドン>



と階段を勢いよくかけ上がる音


そして、ノックなしに開くドア


そのドア先を目を擦りながら見る僕に



「早く起きろバカ!遅刻するだろ!」


うるさいくらい元気な君がいる。


強気に僕は言う

『なら遅刻していくしー、さきいってら~』


すると、更に強気に君が言う

「いいのかそんな態度で?
空[そら]が小6までウルトラマンシーツ愛用していた話クラスにチクるぞ!」


さっと僕は起き上がり


『3分で下いくから、下で待ってろ』


と言うと、いつものように君はニヤッと笑い、


「待ってる」


そう言い残し階段を下っていった。